RIVER

いい歳こいたゲイのどーでもいいお話です。

黒い羊

 

いつの日からか、1人の時間がないとおかしくなる人間です。

 

 

 

きっと軌道修正の時間だと思ってるんですけど、無理矢理力技を使うとどこかでまたしわ寄せが来るのは目に見えてるので、基本何もしません。

じっと考えます。たまに悩みますが、なるべく考えます。カロリーはなるべく使わないように、頭の中だけで物事を整理します。

整理が終わったら今度はクールダウン。頭に情報を入れないようにして、次に舞い降りてくる物事へのキャパシティをゆっくりじんわり作ります。頭の中にすが立つのを待つイメージ。火を通しすぎた茶碗蒸し。

 

 

 

文字に起こすとことさら不器用。

でもこの方法しか知らないし、やってこなかった。

 

 

 

他人の発言がリアルタイムにインプットされないんですよ。文章ではなく単語と印象で残る。

人間から発せられる言葉って、角度を変えると意味が変わってくるし、裏を返すと逆の物事になるし、「本当にこの人が言いたいことは何じゃ?」と考えてしまうんです。

 

 

 

全くいらん作業。

非効率。滑らかではないな。

 

 

 

見なくていいもの、たぶん見てきました。きっと覗こうとしてました。そしていつも勝手にため息ついてました。

おかげで自分という人間も見事に歪み、キレイにまとまった人間が信用できなくなりました。心の中のアラ探しをして、隠した闇を勝手に垣間見て。

だからぱっと見ちょっといびつで不器用な人間の方が好きです。隠れた部分がキレイに見える、というかキレイ。

普通に生きるってそんな簡単じゃない。どちらかというと普通に生きる方が難しい。どこかはみ出て、削れて、欠けてる方が人間味があって自分は好きなんです。

 

 

 

こんな自分がいちばん嫌い。

 

 

 

でも、こんな自分でも愛してあげなきゃ、自分を好きでいてくれる人達に申し訳ないので。

ちょっとのごめんなさいと、なるべくたくさんのありがとうで、生きているつもりなのです。